少しずつ投資を始める気になってきたのだけど、やっぱりまだ投資を始めるのが怖いな!損しない資産運用方法ってあるの?
絶対損しない資産運用方法は残念ながら無いけれど、損する可能性を低く出来る投資方法はあるよ!
資産運用初心者だと、いくら資産運用の大切さを理解しても、損するのが怖くて、資産運用がなかなかスタート出来ませんよね。
資産運用は勝率100%でお金が儲かるとは決して言えないけれど、ある法則を学べば、比較的リスクを抑えて投資することも出来ます。
今日は投資初心者が覚えておくべき資産運用を成功させる3原則を紹介します。
目次
投資初心者が覚えるべき投資の3原則
投資初心者が実践すべき「資産運用を成功させる3原則」があります。
投資初心者が覚えるべき投資の3原則
- 分散
- 長期
- 積み立て
この3原則、一度はどこかで聞いたことがないですか?
言い古されている事だし、簡単なことだけど、かなり重要な原則です。
この「①分散②長期③積立」の3原則がなぜ大事なのか、1つずつチェックしていきましょう!
分散・長期・積立投資とは?
分散・長期・積立投資についてそれぞれ説明します。
分散投資とは?
分散投資とは、投資先や投資頻度を集中させるのではなく、複数に分けて投資する事です。
投資する対象物だけでなく、投資するタイミングを分けることも分散投資であり、1回でまとめた金額を投資をするのではなく、何度かにタイミングを分けて投資をすることも 「分散投資」と言えます。
投資するタイミングを分けることを『時間の分散』と呼ばれることがあります。
分散投資がなぜ大事?
投資先を1つに絞らず、分散して2つ以上の投資先に分けておくことで効果が出ます。
その効果というのが以下だよ。
分散させていくつかの投資をしておけば、もしその一つの投資がダメになっても、他の投資がダメになってなければ、お金はそこまで減りません。
これが 「分散投資する」効果です。
よく卵に例えられるのですが、今回はみんな大好きな恋愛話に例えて説明します。
もし大好きなA君とラブラブで、他の人なんか目に見えず、一途に愛していたとする。
そのA君とうまくいかなくなってきて別れることになり、A君しか見えていなかったから、A君と別れた後の心の傷はかなり大きくショックが続きました。
A君としか付き合ってなかったから、他の男性と遊ぼうと思っても、遊ぶ相手がいない。結局1人で辛い時間を過ごすことになり、かなり落ち込むようになります。
この状況が資産運用で言う『投資先を一つにすることのリスク』です。
A君との関係がダメになると、他に誰もいないから、かなり深い傷を追うことになる。
投資先を1つに絞っていると、その1つの投資がダメになった時、かなり痛手を追うことになるのですよね。
逆にA君とも付き合うけれど、他のB君やC君ともなんとなく遊んでいたと仮定します。
浮気程ではないけれど、ちょっと気が多い感じですね。
大好きなのはA君だけど、一応B君ともC君とも仲良くしておく。
だんだんA君と上手くいかなくなり、不満がたまり始め、結局A君とうまく行かずに別れることになる。
A君と分かれるのは辛いけれど、実際B君やC君がいるから、A君との恋愛の傷がちょっとおさまったりする。
大好きなA君と別れるのは辛いけれど、B君やC君がいるおかげで、A君との別れの辛さがちょっと和らいだりするでしょ?
これと同じことが資産運用にも言えるのです。
A君にだけ夢中になっていると、A君と何かあった時に悲しすぎる。
しかしA君と付き合いつつ、B君やC君のことも好きになっておくと、このうちの1人とうまく行かなくなった時に、他の人がぽっかり空いた心の穴を埋めてくれて、辛い気持ちが和らいだりする。
これが投資先を分散するメリットです!
もし投資をする上で、投資先を一つに絞っていると、その投資がダメになった時に、かなりの大打撃を負うよね。
しかし恋愛みたいに、一つの投資先だけでなく、他の投資先にも投資をしておけば、投資しているうちの一つがダメになっても、他の投資で大打撃を少し柔らげることが出来るの。
浮気者は、一般社会では褒められたことじゃないけれど、投資の世界では推奨されるべきことなのかもしれません。
投資の世界では浮気者でオッケー!
こんな風に理解して、分散投資を実行しよう。
長期的な投資とは?
次は「長期的な投資」です。
「投資初心者は長期的目線で投資をしよう」と聞きませんか?
長期的目線というのは、少なくとも3年以上時間をかけて、投資を継続しようということです。
長期的な投資がなぜ大事なの?
「長期的な目線で投資をした方がいいか」と言うと、短期的な経済情勢を見極めるのとても難しいから。
短期的な経済の動きを理解するのは難しく、短期間の投資で利益を出すことはなかなか難しいです。
投資初心者は比較的長い時間をかけて投資した方がいいと言われています。
また経済情勢について、経済環境は数年単位で変わる傾向がある為、長期的目線の投資が推奨されるとも言えるのですね。
例えば景気を左右する株価の動きは数年単位で続くことが多いよ。
景気がいい期間は数年間続くこともあるし、景気が悪い期間も数年間程度続くことがある。
株式相場を短期的目線で見ると、ちょっとしたこと(原因や理由)で、かなり変動するのですが、その変動は長期的な目線で見ると、後々「たいした事でもなかったな〜」と思えたりするものだったりします。
例えば2008年のリーマンショックのことを思い出してください。
リーマン・ショックとは…アメリカ合衆国で住宅市場の悪化による住宅ローン問題がきっかけとなり、投資銀行であるリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが2008年9月15日に経営破綻したことにより、連鎖的に世界規模の金融危機が発生した事象だよ。
この時、世界中の株が軒並み下落したこと覚えてますか?
リーマンショック後の数年間は、株価が下落したまま大変でした。
しかし数年たってみれば、株価が戻してきて、今度は株高になる時代が到来しました。
もしリーマンショック時代に短期的な目線で投資をしようとしていたら、株価の動きが不安定で、先の予想がつかなくて大変だったと思います。
しかし長期的目線で投資をしようとしたら、きっと数年後には経済は戻ってくると予想して、安心して投資がスタート出来ていたかもしれません。
短期的に、経済情勢でどんなことが起き、それによって株価がどう動くか予想するのはとっても難しい。
だから投資初心者は、少なくとも数年先を見据えて、長期的目線を持って、投資することが大事になります。
これが長期的な投資が薦められる理由です。
これに加えて、例え投資する金額が少額だとしても、長期的にずっと資産運用を継続していけば、「チリツモ」で資産額が増えていく…というのもメリットです。
積立投資とは?
最後に投資初心者が覚えておくべき投資3原則の最後「積立投資」です。
頻度も決めて定期的に投資をしていくことを積立投資と呼びます。
毎月1万円とか3万円とか定額で投資をして、それを続けていくことを積立投資というよ!
積立投資がなぜ大事なの?
積立投資がなぜ大事かというと、少額でも積立ていけば、資産が増えるから。
1回にたくさんお金を用意して、投資しようとすると、お金が貯まるまでに時間を要しますよね?
お金が貯まるまで、資産運用が始められなくて、努力が必要になります。
それに1度でせっかく貯めた大金を投資に充てようとすると、何だか失敗しそうで怖くなったりするかもしれません。
少額ずつでも投資を始めれば今からすぐ取り組めますし、コツコツ続ければ後々大きな金額になるので、投資初心者は「積立投資がいい」と言われるのです。
ドルコスト平均法を使うことで資産を増やすことが出来る!
ちょっとここで金融専門用語を出して説明します。
積立投資をすることで「ドルコスト平均法を使うことになり、取得単価を平均化出来る」ことにも触れておきましょう。
投資を始めようとすると、いつ買って、いつ売ればいいのか、結構難しくない?
株価の動きが分からないし、お金の知識がないと、株価の動きも予想しにくいから、いつから投資を始めていいか悩むことがあると思います。
そんな時に、積立投資をすると、「ドルコスト平均法」で買い付けていくことになり、投資商品を買うタイミングを分散出来、購入した株価も平均化出来るのですね。
ドルコスト平均法って何?全然分からないよ~。
ドルコスト平均法と聞くと難しく感じるけれど、実はすごく簡単なことだよ!
ドルコスト平均法とは、定期的に、常に一定の金額で、価格が変動する投資商品を買い続ける手法です。
例えば100万円を投資したいAさんとBさんがいるとします。
両者ともお金の知識はそこそこで、経済にもあまり詳しくない程度です。
それでもAさんは一括(一回まとめて)で投資がしたくて、Bさんは一括で投資をするのが怖いから、何度かに分けて投資したいと思っていたとします。
2人が投資する様子をそれぞれ見ていきましょう。
100万円を一回にまとめて投資したいAさんの場合
一括で投資したいと意気込むAさん!
「投資するなら儲かりたいから、安いところで買いたい。いつ買おうかな?」と考えます。
株価が下がったところ(A)で投資が出来たら、利益がかなり出ますし、万が一株が高い時点(B)で買ってしまったら、高値掴みしてしまって損するかもしれません。
投資するタイミングがかなり大事になって、いつから投資を始めるのかかなり悩んでしまいますよね。
100万円を何度かに分けて投資したいと思っているBさんの場合
100万円を何回かに分けて、投資をしようと思っているBさん。
一括で買おうとすると、いつ買っていいかタイミングが分からないけれど、何度かに分けて投資をすれば、投資した期間の平均価格で投資商品を買えることになります。
投資商品を購入した期間の平均価格でしか買えないから、一番安い時に買うよりは効果が落ちるけれど、投資した期間の平均価格で買えるので高値掴みをするリスクは下げられ、今後その平均価格以上まで値上がりするタイミングも何度かはあるはずです。
資金を何度かに分けて積立投資をすると、ドルコスト平均法を利用出来、投資している間の平均価格で購入できるのですよね。
Aさんのように、一度にまとめて大きな金額で購入すると、もしかして「高値掴み」をしてしまうかもしれません。
一方Bさんみたいに、ドルコスト平均法を実践して、投資商品を購入するタイミングを分散すると、価格の安い時にも、価格が高い時にも、少額ずつ買う事になり、結果的に投資期間中の平均価格で買えるようになり、購入価格自体を押し下げる効果が期待できるのですね。
積立投資は価格の変動に一喜一憂することないから、比較的ストレスフリーな投資が可能になります。
これが「積立投資」のメリットです。
まとめ
お金を無くすリスクを減らして、比較的安定した運用成績を狙いたい時は、ぜひ「分散・長期・積立」の投資3原則を守って、投資を始めましょう。
・毎月数千円~数万円を投資に充てる! ※少額でOK
・投資先を分散させる!
・ずっと投資を続ける!
この3原則を実行するイメージです。
「分散・長期・積立」の投資3原則を守った投資手法は、結果が出るまでに時間はかかりますが、効果的にお金が増やせる可能性は十分あります。
あまり難しく考えることなく、ぜひこの「分散・長期・積立」の投資3原則を頭に入れて、資産運用を始めましょう!