投資信託を選ぶ時にマンスリーレポートが役立つということが分かったよ!
マンスリーレポートが読めれば、自分で投資信託が選べるようになるから、マンスリーレポート後半ページも読めるといいよ!
前回、「マンスリーレポートを活用して投資信託を選ぶ方法その①」を紹介しました。
今日は前回に続き、「マンスリーレポートの後半ページを見て投資信託を選ぶ方法その②」を紹介します。
マンスリーレポートをくまなく読んで、自分で投資信託を選べるようになりましょう。
投資信託で資産運用をしたいと思っている方、どんな投資信託を選べばいいのか分からない方、初めて投資信託を買おうと思っている方も、こちらの記事を読めば、自分で希望に沿った投資信託をしっかり選ぶことが出来ます。
今回も最後まで読んでいただき、自分で投資信託(以下ファンド又は投信)を選べるようになりましょう。
この記事はこんな人におススメ
①投資信託を始めて購入する人
②投資信託の選び方が分からない人
③どんな投資信託を選べばいいのか分からない人
目次
マンスリーレポートを使って投資信託を選ぶ!
今日は前回につづき、マンスリーレポートの後半ページを読んで投資信託を選んでいきます。
今日の内容を知る前に、マンスリーレポートを使って投資信託を選ぶ方法その①を復習しておきましょう。
マンスリーレポートは前半ページの方がややこしいから、しっかり前回の記事を復習しておこう!
マンスリーレポート後半ページを読んでみる
投資信託のマンスリーレポート後半ページには、ファンド(投資信託のこと)の特徴や、この投資信託が抱えているリスク、手数料や、投資信託に関する手続きが説明されています。
文章で説明してある為、特に難しい箇所はありませんが、しっかりチェックしていきましょう。
マンスリーレポート後半ページを一項目ずつ見ていきます。
マンスリーレポートとは投資信託を運用する運用会社が毎月発行している投資家向けのレポートで、運用成績や投資環境運用方針などが記載されている報告書だよ!
投資信託マンスリーレポート後半ページを見ていく
マンスリーレポート後半ページでチェックしていくべき項目は大きく4点あります。
一点ずつチェックするポイントを説明します。
①ファンドの目的・特色をチェック
マンスリーレポート後半ページに、「ファンドの目的・特色」が書かれています。
この投資信託がどんなものに投資をして、どんな特色があり、どんな仕組みで運営されているのか、分配金はどんな方針で払い出されるのか等、確認が出来ます。
ファンドの目的の欄には、何に投資をしていくのか、簡単にまとめられているので、しっかりこの部分を読んでおきましょう。
ファンドの特色が書かれている欄には、このファンドがインデックスファンドかどうかという点も書かれています。
インデックスファンドが欲しいのに、この部分に「インデックスファンド」という表記がなかったり、「ファンドの運用方針はファンドマネージャーが決定します」等の表記があった場合、その投資信託はインデックファンドではないので注意しましょう。
分配方針とは、この投資信託が分配金をどのような方針で分配するかが書かれています。
分配金は株でいう配当金のようなもので、株式や債券などの運用によって得た収益の一部が、決算日に分配金として投資家に支払われます。
イメージで言うと、「この投資信託保有してくれてありがとうね。お礼にお小遣い(分配金)渡します!」みたいな感じだったよね!
分配金は投資信託の純資産総額の中から支払われる為、あまりに分配金が出されてしまうと、支払われる分配金の金額分だけ純資産総額が減少します。
純資産総額が減るという事は、運用に充てる資金自体も減るということであり、運用に充てる金額が少なくなると、その分だけ利益も減ります。
長期で運用をするのであれば、分配金は出ないタイプの投資信託を選ぶ方が効率よく資産が増やせると言われています。
この「分配方針」という欄をチェックして、どの程度分配金が出るのか、分配金をどんな時に出すのか等、詳細を確認しておきましょう。
この分配方針の欄には、「運用成果を出す為に分配金は出さない(分配金分は資産総額に加える)」と書いてあったり、「月1回決算時にモリモリ分配金を出します」などの表記があるよ。なるべく分配金は出さない方針の投資信託を選ぼう!
②投資リスクをチェックする!
次に「投資リスク」欄をチェックしていきます。
こちらには、この投資信託が抱えているリスクが書かれています。
どんなものを投資をしているのかで、投資リスクの種類は変わります。
自分が欲しいと思っている投資商品に投資している投資信託なのかしっかりチェックしましょう。
もし海外株に投資をしている投資信託が欲しいと思っていないのに、投資リスク欄に「為替変動リスク」という表記があったら、この投資信託は海外投資もしているから、「間違った投資信託を選んでいる…」ということに気が付けるよ!
投資信託が抱えるリスクは以下です。
しっかり理解しておきましょう。
③「お申込みメモ」をチェック
マンスリーレポートの最後のページ辺りにある「手続き・手数料等欄」には「お申込みメモ」が書かれています。
この投資信託に申し込む時の決まりなどが書かれているので、簡単にチェックしておきましょう。
お申込みメモでチェックしたいのは、①信託期間と②収益分配です。
信託期間とは、投資信託の運用がスタートする「設定日」から、運用が終了する「償還日」までの期間を指します。
「信託期間」が終了すると投資信託は「償還」されます。
償還とは、投資信託の運用期間が終わり、信託財産の清算を行い、償還日時点の保有者に対して保有口数に応じた償還金を返還することを言うよ。要は投資信託が終わることだね。
信託期間が設定されている場合、ずっと投資信託を持ち続けたいと思っても、投資信託の運営が終わり、解約されて現金で戻ってきてしまいます。
長期目線で投資をしている場合、信託期間が設定されていると、長期間で運用することが難しくなるので、なるべく「信託期間が無期限」の投資信託を選択するのがいいです。
信託期間に期限があるけれど、どうしても欲しいと思う投資信託でなければ、なるべく信託期間が無期限のファンドを選びましょう。
この「お申込みメモ欄」で、もう一点チェックしておきたいのが、収益分配です。
こちらには、年に何回決算が行われ、分配金が支払われるのかが書かれています。
前述しましたが、分配金があまりに分配されてしまうと、純資産がなかなか成長しません。
分配金はなるべく出ないものを、もし分配金が欲しいのであれば、年に数回(四半期に一回など)出るものを選びましょう。
【お申込みメモでチェックする箇所】
①信託期間はなるべく無期限
②収益分配回数はなるべく少なめ
④手続き・手数料等をチェック
最後にチェックしておきたいのが、最後のページに記載された「ファンドの費用」です。
こちらには、投資信託を買う時に負担する費用や、投資信託を保有している最中の費用が記載されています。
インデックファンドにおいて、購入手数料や信託手数料は安めのファンドが多いのですが、アクティブファンドになると手数料がかかるケースがあります。
また投資信託保有中にずっとかかってくる信託報酬は、手数料率だけ見ると少額に感じますが、長期的な投資になると、チリツモで手数料がかなりかかってくることになるので、手数料率をしっかりチェックをしておきましょう。
インデックファンドであれば、信託報酬の目安としては0.1%~0.3%程度の投資信託を選びましょう!
気にしなくていい販売会社情報一覧表
最後のページには、この投資信託が販売されている販売会社情報一覧が掲載されています。
特にこのページは気にしなくていいです。
こんな金融機関でこの投資信託が買えるんだ~くらいにチェックしておきましょう。
人気の投資信託は取り扱っている金融機関の数が多いのが特徴的です。
まとめ!マンスリーレポート後半ページでチェックすること!
2記事に渡り、マンスリーレポートの読み方を紹介しましたが、マンスリーレポートを読むだけで、投資信託のおおよその運用状況が理解できるということを実感出来たかと思います。
投資信託で運用したいと思ったら、その投資信託のマンスリーレポートを読んでみて、自分が欲しいと思っている投資信託と条件がマッチしているかをしっかり確認しましょう。
マンスリーレポートが読めるようになると、そこまで外れた投資信託を選ぶことはなくなりますので安心ですよ!
慣れるまで大変かもしれませんが、一度マンスリーレポートを読めるようになってしまうと、今後もずっと資産運用をする上で応用できるので、出来るだけ理解してしまいましょう。
マンスリーレポート後半ページでチェックすべき項目をまとめます。
ポイント
①ファンドの目的や特色をチェック
②投資リスクをチェック
③お申込みメモをチェック
④各種手数料をチェック
主にこの4点を中心にチェックして、ちゃんと条件に当てはまるか消去法で投資信託を選んでいきましょう。
マンスリーレポートは慣れるまで読みにくいイメージがありますが、読めるようになってしまえば簡単に理解出来るようになります。
時間がある時に、いろいろな投資信託のマンスリーレポートを読んでみて、読む練習をしてみましょう。
今日は前回につづき、「マンスリーレポート後半ページを見て投資信託を選ぶ方法その②」を紹介しました。
投資信託を探すのは難しいと思っている人も多いかと思いますが、基本を抑えれば比較的難しくなく自分が欲しい投資信託を見つけられます。
この記事を参照して、マンスリーレポートを読んで、自分が欲しい投資信託を見つけていきましょう。